スウェーデンでワーキングホリデー
ワーキングホリデー制度が2020年にスタートしたスウェーデン。旅行はもちろんのこと、現地で語学を学んだりアルバイトをするチャンスがあったりと外国生活を思い切り満喫できるワーキングホリデー。ドイツやイギリス、アイルランドやフランスなどのワーキングホリデー常連国にこの度、満を持して名を連ねることになったスウェーデンは、英語が使えることや治安の良さも魅力の一つです。ステップイン旅行保険に加入して早速、同国のワーホリビザを取得なさったお客様から、申請準備からビザ取得までの道のり、気をつけるべきことやアドバイスなど、ビザ申請体験談をお寄せいただきました。スウェーデンでのワーホリを計画している方、必読です。
ワーホリビザの申請準備をスタート
ぼんやりワーホリに行きたいと思い始めたのは3年前。本格的にワーホリでの渡航を決意したのは半年前。準備は各種以下の通りに進めました。
【貯金】申請2年半前からスタート、合計で150万円くらい貯めました。
【必要書類】申請1ヶ月前くらいから。
- 残高証明書
- 保険書類
- 有効なパスポート
以上をPDF化。
また、スウェーデンに行く理由を1000文字以内でエッセイにする必要があったため、エッセイの準備も同時にしました。
準備段階で大変だったこと
- 申請時の情報不足
ワーホリ協定が始まったばかりの国ということもあり、2020年2月半ばに両国の同意文書が公開されるまでは、詳細が全くない状況で準備を始めることも、進めることも、とても不安でした。私は留学アドバイザーとしての経験があったので、それを活かし「移民局・大使館」の情報をとにかく追いかけて行くと同時に、同じ境遇にいる方のためにブログやSNSを通じて発信、交流をして最新情報を集めました。 - コロナ禍で先行き不透明
申請後1週間で新型コロナウイルスの拡大の影響を受け、スウェーデンへの渡航制限がかかりました。結局、3ヶ月以上の居住許可保持者の渡航制限解除は2020年7月。何回も延期をし、状況が見えなかったため、一度申請の取り下げも検討したくらいです。こればかりはかなり辛い状況でしたが、情報をマメにチェックする癖も忍耐力もつきました。
申請に際して気をつけること
申請の際には書類をしっかりと揃え、何度も確認すること。書類が足りないと移民局とのやりとりが増え、どうしても時間がかかってしまいます。手間を減らし、早く許可をもらうためにも、書類や記入事項は何回も確認してから申請することをオススメします。特に以下2つは気をつけないとならないポイントだと個人的に考えています。
- パスポート:渡航中に有効期限を迎える方は必ず申請前に更新!
もし12ヶ月滞在希望も10ヶ月でパスポートが切れてしまう場合は、10ヶ月分のビザしか下りません。逆に残存期間が2年以下なら更新するくらいの気持ちでいいのかな、と思います。 - 帰国時の航空券:残高証明か航空券の提示を!
帰国時の航空券は「ある場合は提示、なければ同等の資金力を提出」と移民局に記載があります。残念ながら出発から365日先のチケットを購入することは不可。また、万が一緊急で帰国しなくてはならない時には結構なお金がかかるので、25万円くらい余裕を見て、私は残高証明を提出しました。もしくは1年先まで変更可能な航空券を購入して、後ほど変更する場合はその旨を申請時の備考欄に記入をするといいかもしれません。
申請~ビザ取得までの道のり
ワーホリビザ取得までは合計4ヶ月、以下の通りでした。
20.03.09 申請完了
20.03.16 渡航制限がかかる
20.04.29 7月へ渡航延期
20.06.18 ケース審査開始。担当者から追加書類提出要の連絡。
20.06.20 追加書類提出、9月へ渡航延期
20.07.04 居住許可保持者の渡航制限解除
20.07.08 移民局から審査終了のメール連絡
20.07.10 大使館より、封書で居住許可通知書受領。
7月、9月に各延期する際はステップイン保険にも連絡し、保険書類の日時変更もスムーズに対応いただきました。日本人スタッフさんに対応頂けて、安心できたところの一つです。
申請に必要な保険の条件
スウェーデンの保険は「国の規定に準ずるもの」と、すごくふわっとした規定で、細かい内容まで記載がありません。ここでヨーロッパ圏の保険について詳しい、ステップイン保険のサイトにたどり着き、ヨーロッパ圏内のワーホリ事情と保険の内容について詳しく伺いました。
私が加入したプランは「エコノミープラス(旅行賠償責任含)」と「旅行荷物保険」。
エコノミープラスだと、万が一賠償責任が発生した際の保証が大きな決め手になりました。また、スウェーデンは他国に比べて比較的に治安が安定している国とはいえど、手荷物の盗難紛失は、突然として起こるものなので念の為荷物保険をオプションで加入しました。旅行保険を決める際には日本人スタッフの方とスカイプをして細かい内容まで、私の要望にマッチするか相談させていただきました。
保険のお申込み ステップイン旅行保険
これから申請する方へ
取得までに4ヶ月前後かかった、スウェーデンのワーキングホリデー申請。早めに準備・申請を始めることで困ることはないと思うので予定している人は、渡航日より半年ほど余裕を持って申請をすることを勧めます。
- 忍耐強く、粘り強くがゴールへの近道。
スウェーデンの移民政策が、近年厳しい背景もあるかもしれませんが、ワーホリを始め、
他のビザでも移民局とのやりとりは結構スローペース。書類の変更だけでも合計5-7営業日を見ておかなくてはならないこと、なかなか返信が来ないことも多くあります。これは移民局だけならず、一般企業もしばしばあることなので、忍耐強く、粘り強く、あまり焦らず進めることは、今後スウェーデンに住むときにも大事になることなのかな、と思います。 - 何事も100%が大事。確認を怠らない。
ビザ申請だけでなく、税金や年金の手続きなど、渡航準備は多岐に渡ります。私もメモに残し、逐一確認をしていましたがリスト分けして「いつ・何を・どのように」やるかを常に確認しながら進めていくことが、渡航ギリギリに慌てないコツです。 - 語学の勉強を進める、渡航国のことを知る。
たくさん学びを得る年齢で、海外のコミュニティに入って行けるのも、自由に学べ、働くことができるワーホリの醍醐味かと思います。渡航する国の文化、言語、ルールを尊重して滞在すると、日本じゃできないことがゴロゴロ転がっています。可能性を広げる為にも特にチャレンジしてほしいことは言語を覚えること。そして渡航国の文化を知ること。ヨーロッパは各自国の言語がある国が多いので言語を知ることで、渡航国や他国で育った方と、深い縁や出会いを作るチャンスがより多くできるかもしれません。私もより多くのチャンスに巡り合えるよう、日々、スウェーデン語を勉強中です。
- 基本プランに含まれています。
オプションプランのうち保険料が別途明記されている保険は、ご希望に応じて補足加入が可能です。各保険の補償内容の詳細は日本語の保険約款でご確認いただけます。
ステップインが提供する保険は、ドイツ旅行保険大手HanseMerkur社の保険です。
現地滞在期間または保険契約期間が13カ月以上の場合は、新規・延長契約ともに疾病保険の保険者が同社子会社のADVIGON社に移ります。保険プランや補償内容等は同じですのでどうぞご安心ください。